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ストーリー・オブ・ウォーターフィールドサウスノース(8)

                    A∽∽∽∽A
                    | \vv/ |
                    〔  ▽ △ ▽ 〕
Σ(; ̄Д ̄)「お、鬼ぃ!?」  |<V ̄V>|


 前回の続き。


 湯船に浸かる南北くんの眼前に突如現れた、鬼の顔。

 とんでもなく凄まじい形相。
 文字通り鬼気迫る、苛烈で凶悪な表情の、鬼。

 しかもそれは、大人の背中ほどもある巨大で、南北くんの頭など一口で丸呑みできそうな。


(; ̄д ̄)(うっそーもしかして閻魔さんの使いっすか!? 今俺死相とか出てなかったはずだよ!?)


 と、その時。
 あまりのことに一瞬凍りついた南北くんの前で、その鬼は唐突に、「振り返り」ました。


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ストーリー・オブ・ウォーターフィールドサウスノース(7)

 前回の続き。


 安永六(西暦一七七七)年。

 観相学を究めるべく、武者修行の旅に出た南北くん、この時二十一歳。

 故郷の大阪から東へと歩きながら、さすらいの人相見として辻占いの露店を構えて転々とします。が。


|易|(  ̄д ̄)|占|「……」        ヒソヒソ( -д-)(-д- )ヒソヒソ


|易|(  ̄д ̄)|占|「……あのー」   ヒッ!?Σ(゚д゚ )(゚д゚ )


|易|(; ̄д ̄)|占|「……」       ダーッシュ! -=( >д<)( >д<)



 極道くずれな南北くんの人相に、道行く人々は怖がって誰も人相を見てもらおうとはしません。


(; ̄д ̄)「な、なんつー皮肉だよ……人々の顔を観るために旅に出たってのに、自分の顔の悪さのせいで誰も近寄ってこないとかって……」


 かといって、通行人をひっ捕まえて無理矢理人相を見せやがれと凄むわけにもいきません。

 そんな旅を続けていくうちに、懐具合も厳しくなってきます。

 とはいえそこは人生の裏街道でたくましく生きてきた彼。
 錠前の技術を生かした職人仕事や、師匠・海常に観相学の知識と併せて教わった秘伝薬の調合と販売、更にチンピラ時代に培った歯切れのいい弁舌も相まって、その辺はどうにか食い繋ぎました。


(  ̄д ̄)「芸は身を助けるってのは本当だな。今更ながら感謝だよ」


 人生すべてに無駄はない。

 そう実感し、感謝しつつ旅を続ける南北君。

 すると、天は恵みを惜しまぬもの。
 旅の途中でお世話になったある和尚から、古ぼけた被り笠を譲り受けました。

 この笠、古いとはいえ結構大きく立派な代物で、被ると南北くんの顔もすっぽり隠れるほど。

 使える。
 そう判断した南北くんは、早速その笠と着古しの僧衣に身を包み、アレな人相を隠しつつもそれっぽい雰囲気を醸し出すことに見事成功。


(  ̄д ̄)_△「ねんがんの かぶりがさをてにいれたぞ!」


 と、アイスソードごっこをしても、殺してでもうばいとろうとする輩が現れたりすることはもうありません。
 ここぞとばかりに辻観相に注力します。

 その甲斐あって、徐々に彼の観相を求める人が増えていきました。


 大阪から江戸を経由して仙台、盛岡、船で一旦江戸へ戻り、東海道を伝って京へと繋がる観相行脚。

 途中、いくつもの変名や変装を使いこなして、いつしかついたあだ名が「鵺相者(ぬえそうじゃ)」。


 そうして、再び故郷・大阪の土を踏んだのは、旅に出てから六年後の天明二年(西暦一七八二年)のこと。


(゚┏ω┓゚ )「勇者が鵺になって帰ってくるとはのう」

(; ̄Д ̄)「まだそのネタ引きずってたんすか!?」


 とはいえ、南北くん自身には帰郷という感慨はありませんでした。
 むしろこの大阪も、観相修行における一つの中継地にすぎない、


 ……はずでした。




(~А~ )「あのー、もしや鍵屋の熊太の旦那じゃありゃしませんかね?」

(  ̄д ̄)「ん、あんたは……ああ! 久しぶりだなぁ!」


 滞在中のある日、街を歩いていた南北くんに声をかけてきたのは、かつてチンピラ時代に徒党を組んでいた古い仲間の一人でした。


(  ̄д ̄)「他の奴らはどうしてるんだ? 元気か?」

(~А~ )「それが……みんな死んじまいやがりまして……」

Σ(; ̄д ̄)「はぁ!? おい、何がどうしてそうなった!?」

(~А~ )「あ、いや、みんなってのは大げさなんですがね……実は、熊太の旦那が旅に出た直後にお上の一斉検挙キャンペーンがあったんですよ。それであっしら、ドブ川の泥をさらうみたいに根こそぎ捕まっちまいやして」

(; ̄д ̄)「それでお前泥鰌みたいな目してんのか」


 男の話によると、捕まった極道仲間はことごとく牢屋にぶち込まれ、その半分はそのまま病やリンチなどで獄死してしまったとのこと。
 牢屋暮らしの過酷さは南北くんも身をもって知っています。しかも一斉検挙でまとめて牢屋に詰め込まれたとなると、衛生面だけで見てもひどい有様になるのは容易に想像できました。
 この男は比較的罪状も軽く、早々に住町からの所払い(追放処分)を言い渡されて出所できたものの、いまだに収監中の面々も多数いるといいます。


(  ̄д ̄)「そうか……でもお前はこうして生きて出てこれたんだな。運が良かったなぁ」

(~А~ )「運がいい? 冗談はおよしなすって。むしろ運がいいのは熊太の旦那じゃありやせんか」

(  ̄д ̄)「は? 俺が?」

(~А~ )「そうじゃありやせんか。タイミングよく旅に出て行方くらまして捕り手から逃れた上に、今もみじめなあっしらと違って、そうしてしゃんと生きてるんでやすから……」

(; ̄д ̄)「……」


 複雑な心境でした。

 運が良いどころか、まかり間違えば今頃、かつて鉄眼寺で供養した無縁仏と同類になっていただろうことは、南北くん自身充分に自覚しています。

 もしもあの日、偶然水野海常に遭遇して、易断を受けていなかったら。
 もしも、転がり込んだ鉄眼寺の老僧に、試験を出されていなかったら。
 もしも、再び海常に出会って観相を志し、師事を求めていなかったら。

 その精妙に連なる糸のような、自身の「運」の流れ。

 そしてそれは南北くんだけではありません。
 旅の間に観てきた無数の人々の顔――すなわち「相」同様、運命も一人一人、一つとして、全く同じものはない。
 そんな、心からの実感。

 男と別れた南北くんは、物思いにふけりながら、いつのまにか銭湯に足を運んでいました。


(  ̄д ̄)「今更かもしれないけど……やっぱ、「相」と「運」の間には、何かある」


 その関係性をとことん突き詰めたい。
 体を洗いながら、観相への学究意欲を沸き立たせます。


 商人の街、大阪。
 人も多いが、何よりその人々の顔が、喜怒哀楽が、言うなれば「活き活きと、生々しい」。

 ここで生まれ育ったからこそ、そして長い旅を経てきたからこそ、そんな他の土地との違いが南北くんには感じられます。

 今、この地でその気付きを得たのは、決して偶然なんかではない。

 この地、この場所こそが、自分の求める観相学を究めるのに絶好の舞台なのだ、と。


 ――これは、天恵だ。


 ならば今こそ、これまでのやり方を更に押し進めていこう。
 これまでよりも多くの人々の「相」を観察していこう。

 でもそれには、従来どおりの大道易者だけでは足りない。
 もっと大勢の人々の「相」を間近で観察できる職や場所はないものか……。


 自然と、そこまでの決意と考えが胸に満ちた、その時でした。


(  ̄д ̄)「……ん?」

                    A∽∽∽∽A
                    | \vv/ |
                    〔  ▽ △ ▽ 〕
Σ(; ̄Д ̄)「お、鬼ぃ!?」  |<V ̄V>|



 湯船に浸かる南北くんの目の前に、突然、人の背中ほどもある「鬼の顔」が現れ出たのは。




 つづく。

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ストーリー・オブ・ウォーターフィールドサウスノース(6)

 さてさて、お待たせしました前回の続き。


 謎の易者・水野海常に弟子入りした南北くん。

 早速連れられてやって来たのは、海常師匠の住まう貧乏長屋の一室。

 くたびれた畳の上には、簡素な経机が一つと、山と積まれた諸々の書籍。

 観相学はもちろん、四書五経・仏経典・神学・儒学・朱子学・風水・陰陽・その他国の内外を問わず様々なジャンルの学術書が混沌と入り雑じっていました。

 その一冊を手にとってみた南北くん、パラパラと数ページめくってはみたものの。


(; ̄д ̄)「うわ、無理だわこれ。何書いてるのかさーっぱりわけわからん……よく考えたら俺、読み書きなんて学んだことないじゃん」

♀(゚┏ω┓゚ )「ぶわっかもぉーん!」

(# ̄Д ̄)「あいたぁっ! いきなり殴った!? つーかおたまの背ってめっちゃ痛いんだぞ! もしかして血迷いましたかっ! 殿中でござる!」

(゚┏ω┓゚ )「血迷っとるのはそっちじゃ。お主はわしの弟子になったじゃろうが。師匠が弟子の不見識を正すのは当然の勤めじゃ」

(; ̄д ̄)「う……け、けど不見識っつったってさぁ。自慢じゃないけど俺、寺子屋にも行ったことないし、学問なんてからっきしだよ?」

(゚┏ω┓゚ )「その認識こそが不見識じゃと言っておる」

(  ̄д ̄)「はい?」

(゚┏ω┓゚ )「相というものは、いわば『万物の姿』じゃ。観相学とはまさしく、それを観通す智慧と業(わざ)じゃ。実際に千の相、万の相を観て、観て、観抜き倒す実学なしには到底究めることあたわず」

(  ̄д ̄)「実学……実践っすか」

(゚┏ω┓゚ )「さよう。いくら千冊万冊の書を読んだところで、それのみでは地面の上で水泳の練習をするようなものじゃ。何の意味もなさん」

(  ̄д ̄)「で、でも水に入る前に泳ぎ方を知らなきゃ泳げないっしょ? それと同じで書が読めなきゃそのための基礎知識も身につかないんじゃないっすか? だから書って学問には欠かせない大切な――」

(゚┏ω┓゚ )「こんなものは言ってしまえばただの紙束と墨汚れの塊にすぎんわ。ヤギに食わせりゃただのエサじゃ」

(; ̄д ̄)「うわ、世界中の本屋さんに訴えられても知らないよ!?」

(゚┏ω┓゚ )「そういう見方もできる、というだけの話じゃ。もちろん読む者が読めば、書は偉大な師ともなる。じゃが、今大事なのはそこではない」


 そして海常、居住まいを正して南北くんを真正面から見据え、厳かに語りだしました。


(゚┏ω┓゚ )「よいか、よく聞け。お主は確かに学はなく書も読めず、顔も悪いかもしれん」

(; ̄д ̄)「顔しつこいなおい」

(゚┏ω┓゚ )「じゃが、お主は極道あがり故に人々の心の機微に聡い。またその過酷な世界で生き延びるために必要な優れた記憶力、判断力、胆力、体力、そして若さもある。それは素晴らしいお主の財産じゃ」

(  ̄Д ̄)「あ……」

(゚┏ω┓゚ )「学と顔には恵まれんかったかもしれん。しかしお主は、はじめから充分に恵まれておったのじゃ。今まで誰にも――お主自身も含めて、それを認め、気付かせてくれる者がおらんかっただけでの」

( TдT)「し、師匠……」

(゚┏ω┓゚ )「瞳潤ませて抱きつくでない暑苦しい。ええいワシの服で鼻水拭くでないわ」

(  ̄д ̄)「ずび……で、でも師匠。それでも書物を読めなきゃ学問にはならないんじゃないっすか? やっぱり基礎知識とかは大事っていうか」

(゚┏ω┓゚ )「そこが不見識じゃと言ったろう。書の価値とは文字にあるのでも紙にあるのでもない。そこに詰まった情報、そして先人の智慧にこそある」

(; ̄д ̄)「だ、だから、それも読めなきゃ意味が……」

(゚┏ω┓゚ )「誰が、『読む』必要があると言った?」

(  ̄д ̄)「は?」

(゚┏ω┓゚ )「お主の目の前におるのは誰じゃ」

(  ̄д ̄)「だ、誰って……師匠ですよね?」

(゚┏ω┓゚ )「そうじゃ。そして、これら数々の書に記された智慧は、どこにあると思う?」

Σ(; ̄д ̄)「どこって……あ、まさか!」

(゚┏ω┓゚ )「ようやく気付いたようじゃの。そう、お主が書を読めぬなら、ワシがお主の書となろう。書が師となるのであれば、逆もまた真なりじゃよ」

(*TДT)「し、師匠ぉぉぉ……」

(゚┏ω┓゚ )「じゃからワシの服で鼻水拭くでないわ。……では、これよりワシが持つ観相の知識全てをお主に授ける! 仔細漏らさず、心して聞くがよいぞ!」

(* ̄Д ̄)「はいっ、し、師匠っ!」


 こうして、海常師匠による南北くんへのマンツーマン集中講義が始まりました。


(゚┏ω┓゚ )「先も言うたが、観相とはものの姿を観ることじゃ。顔のみならず、脳天から爪先、体毛一本にいたるまで、はたまた立ち姿歩き姿座り姿、その他全ての動作も含めた、人間そのものの姿を観抜き通すことじゃ。ゆえに観相学とは、人間学とも言ってよい」

(  ̄д ̄)「ほうほう」


 海常の言葉は未知の世界を次々に切り開いていく鉈のようで、南北くんは目を輝かせるばかり。
 時には身を乗り出したりしながら、文字通り真綿が水を吸うように、持ち前の恐るべき記憶力と集中力で、師匠が根気よく伝えてくれる数々の知識を我が物にしていきました。


(゚┏ω┓゚ )「まず基本姿勢じゃ。ゆったりと呼吸を整え、気海丹田に意識を集中し、五感と思考を遠ざけ……いわゆる瞑想状態じゃの。そうして初めて己の心の鏡に相手の相を写し出すことができる」

(  ̄д ̄)「ふむふむ」


 そうして三日三晩、不眠不休で講義は続けられ、
 ついに、四日目の朝。


(゚┏ω┓゚ )「うむ。これにてワシの観相の知識は全てお主に与えた! ようやったぞ南北!」

(* ̄Д ̄)「おっしゃー! やったよ師匠! ありがとう師匠!」

(゚┏ω┓゚ )「うむうむ。それでは南北よ、」

(  ̄Д ̄)「はい、師匠!」


(  ̄д ̄)「せーの、」(゚┏ω┓゚ )



 ばたん!

 Zzz...      Zzz...
 _●■〓 〓■●_  きゅー……。






 ……。


 一昼夜眠り続け、目が覚めた二人。
 その時既に南北くんは、次に自分が行うことを理解していました。


(  ̄д ̄)「師匠……それじゃ俺、旅に出ます」

(゚┏ω┓゚ )「うむ。千人万人の観相を通して、実学としての観相を究めてまいれ」

(  ̄д ̄)「はい、いってきます師匠!」

(゚┏ω┓゚ )「さあ行け、勇者南北! 宇宙の平和を取り戻すのだ!」

(; ̄Д ̄)「いやもうその引きはいいから!」


 こうして観相学の第一歩を文字通り踏み出した南北くん。
 この旅が、南北くんに数々の出会いをもたらし、彼を稀代の観相師へと鍛え上げてゆくのですが、それはまた後のお話にて。


 次回、ナンボククエスト、
 第7話「洗い髪を芯まで冷やして小さな石鹸カタカタ言わせたろか」
 をお楽しみに。嘘です。


 つづく。

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ストーリー・オブ・ウォーターフィールドサウスノース(5)

 はーいみんあー、おまたせしたよー(何


 とゆーわけで今回は前置きすっとばしてさっさと前回の続き。



 稀代の観相師・水野南北。
 その少年時代の名前は、熊太。

 五歳の時に両親と死別した熊太は、錠前職人である叔父に引き取られ、鍵や錠作りの技術を叩き込まれました。
 ゆえに、チンピラ稼業にいそしんでいたころの通り名が、鍵屋の熊太。


 その熊太が、死を予言された一年を生き長らえ、ついに乗り切ったかに見えたある日。

 熊太に決定的なひとつの「死」を与える人物が、町を歩く彼の前に現れました。


 その人物とは……。


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ストーリー・オブ・ウォーターフィールドサウスノース(4)

 しばらくほったらかしにしててすみまそん( ̄д ̄;)
 ちょいと旅に出たり飲み会参加したり川´ー`)のスパルタ食らったりでバタバタしてたもんで。(ぇー


 その間のことも後日少しばかりネタにしようかとは思ってるんですが、その前に。

 指怪我したって書きましたけど、そこに至るまで実は一週間くらい連日飲酒を続けてたんですね。
 他人には酒に強いと評される方だし、事実酒は好きなんですが、でも普段ほとんど飲まないんですよ。
 飲んでも一日コップ1杯程度で週一日二日飲むか飲まないか、二日以上連続して飲むことは滅多にないです。

 それが、どういうわけか突然川´ー`)がせっつきだしたんですよ、飲めって。
 気付いたら何の脈絡もなく買ってきた焼酎とワインのボトルをデスクに配備。
 で、短期集中とはいえ毎日続けて飲んだんです。一日あたりグラス2~3杯くらい。


 そしたらもうね、思考が暴れる暴れるw

 いや、そのことが怖いくらいに自覚できるんです。
 強烈にメタ認知状態で。

 こりゃまずいって酒を止めて、けど思考は一日二日程度じゃ静まらなくて。
 ていうかそれまで確かに感じてた存在との一体感や感謝のエネルギーが感じられないの。感覚が鈍りきっちゃったみたいな(実は今現在も多少そんな感じが残ってたり)。
 更には不安やら意図にそぐわない想念やらがぐいぐい湧き出てくる。

 そうして最終的に怪我で叩き起こされたような格好。
 ああ、これも自分で引き寄せたことなんだ、ってね。


 結局ね、「食べごと」に続いて、「飲みごと」の影響を学ばされてたみたいです。
 おかげでというか、更新放置中に行った飲み会(実は数年ぶり)で、酒をあおりつつも思考に翻弄されずにすんだし、その中にいろんな学びを知ることができた……のかな?(ぇー


 そんな折、というかつい昨日読み終えたこの本。 


 去年末頃にブックオフで100円だったのを何となく気になって確保したままずっと放置してたんですが、一日で一気に読破。
 著者の帯津さんは日本のホリスティック医療の第一人者なんですが、確か小林正観さんの本の中にも名前が出たことがあったはず。

 でもね。

 ぶっちゃけ買う時も著者が誰かなんて全く気にしてなかったし、終盤まで読み進めてやっと初めてその繋がりに思い至ったんですわ、マジでw
 うむ、川´ー`)め(ぇー

 で、この中で一流のお医者さんでもある帯津さんは、こんなことを書いてました。
 以下引用。

「食べ物というのはつくる人の気が入っていると、いい生命場になってしまうのではないかということですね。つくる人が心をこめて、おいしいものをつくろうと思っていると、その人のポテンシャルが入ります。だから、おいしいものをつくろうとして努力してくれた料理というのは、素材は体に悪くても、食べていいのではないかという感じがします。」(p315)


 ……以前ここで書いた事とまるっきり共通してるがな……( ̄Д ̄;)




 てなわけで長ったらしい前置きを経て、南北たんストーリー再開ですよー。


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