タイトルは、ここ最近読んだ本の中で最も、
『自分は、自分としてどう生き、どうありたいのか』
を改めて、そして力強く示してくれた良書、
「スリー・カップス・オブ・ティー」のもじりで。
で、久しぶりに更新再開したってのに、いきなりこんなトチ狂ったみたいなトピックばっか書くようになっちゃって、彼の身に一体何が起こったの!?
と疑問しきりのお知り合いのために、しばらくその辺を回顧もかねてつらつら綴ってみようかと。
いろいろとアレげな進行になりそな気配ぎゅんぎゅんですが、
( ´_ゝ`)< ふーん
てな具合でお付き合いしていただければ。
きっかけは、病気でした。
肉体的なものじゃなくて、精神的な。
といっても、やっぱり肉体的な言動にも影響は出るわけで。
何度も死の衝動に駆られはしたものの幸いこうして生き延びてますが、同時にやっぱり転げ落ちるように(社会的・経済的・物質的な)たくさんのものを失いました。
それがもう、数年前のお話。
あ、すでに逐一掘り返すのには全然抵抗ないです。
事細かに語るの面倒くさいからやらないだけなので。
そもそもとっくに完治してるし。
そんな中、今思えば明らかに決定的だったにもかかわらず、その時は思えばどうしてそれを選んだのか全く理解できなかった選択がいくつかあって。
その内の一つが、以前から購読していた北野幸伯さんのメルマガ「RPEジャーナル」。
この中でちょくちょく、北野さんのオススメ本とかオススメメルマガなんかが紹介されるんですが、その当時までの自分は、そんな紹介リンクとか全く無視する人で。
それなのに。
そんな情報源経由で、どういう風の吹き回しか、人生になんの希望も湧かないにもかかわらずふと気になってチェックした二冊の本。
喜多川泰さんの「賢者の書」
小林正観さんの「宇宙方程式の研究」
傍から見ても、当時の自分から見ても、何の脈絡もなく、ぽちっとカートに入れて注文確定してましたw
それまでこんな自己啓発や精神系の書籍を自分から進んで買ってまで読もうとしたこともなかったんですが、
脳みそをバールのようなものでぶん殴られた気がしました。
(当時の)自分の病、失墜、その原因は、
自分の心や考え方、自分のあり方そのものが根本的に間違っていたのだと。
それを最初に、そして決定的に気付かせてくれたのは、間違いなくこの二冊、というかお二方です。
しかし、それだけではまだ変われなかった。
いや、変わってはいたのだろうけど、その確信がもてなかった。
さしあたり、どうあればいいかは、少なくともその端緒は掴んだはず。
けど、心身ともに弱りきった当時の自分には、どうすればそのあり方にシフトできるか、模索し切れなかったし、方法を掴んだとしても実践するために必要な活力を確保し切れなかった。
何とかヒントを求めて、とりあえず他の本も漁ろうと決意。
まずは喜多川さんと小林さんの別の著作から~と、これまた今思えば笑っちゃうくらい的確な当たりをつけ、選んだのは喜多川さんの別著「上京物語」。
この本、巻末にオススメ書籍リストがあって、
そこにあった一冊が、中村天風師の「君に成功を贈る」。
妙に気になって、この本もぽちっと。
が、とてもいい本だったとはいえ、まだ決め手に欠けました。
どうあればいいかの指針にはなったけど、やっぱり疲れ果ててる心身には追随できず。
普通ならそこで別の著者に流れたりするものだけど、ここでもまたどういう風の吹き回し。
同じ中村天風師の本を選んでしまいます。
それはタイミングを同じくして、またRPEジャーナルでも紹介された一冊、
「成功の実現」
↑値段見てみてください。驚く人の方が多いはず。
でもね、この値段を払った以上の価値は、間違いなくありました。
「君に成功を贈る」と表層的な部分では共通点が多いものの、「君に~」では(おそらく廉価版であるがゆえに敢えて)オミットされていた、
『自分とはなにものか』
という、その根源が(少なくとも私にとって)はっきりと示されていました。
言ってしまえば、
『心も体も、自分ではない』
も少しわかりやすくすれば、
『心も体も、自分の心、自分の体であって、自分そのものではない』
ということ。
ほとんどの人は意味わからんでしょうね。
でも、その時の自分は、それが本当のことだって一瞬で理解してしまいました。
思えばその瞬間、要するに「目覚め」たんでしょう。
その「気付き」は、現在に至るまで決して揺るぐことなく、むしろ今なお実感を重ね続け、強め続け、あろうことか拡がりまでももたらし続けています。
いや、気付いたというより、思い出したという方がしっくりきます。
そう。
その示唆を受けたとき、自分の中で、今まで分厚い壁だと思っていたそれが、硬く閉ざされていた扉であったことを思い出しました。
そして、天風師の示唆は、ずっと昔から自分が無意識に知っていたこと、しかし同時に、この世で暮らす内に完全に忘れ去ってしまっていたことだったと、思い出させてくれました。
それら、走馬灯のようにわき起こった「自分以上の体験」が、扉を開ける鍵でした。
生憎と、中村天風師は自分の生年より前に帰霊されたので当然直接お会いすることは叶いません。
が、この本から得た師の教えは、その前に得ていた喜多川氏や小林氏の教えと相まって、自分にとって決定的に活力と意気を蘇らせ、更に伸ばす大きな大きな大地に変容していきました。
言うまでもなく、その後はみるみる内に、病は消え去っていきました。
それどころか、病に罹る以前よりも確実に高い生命力と意志力を得るに至りました。
喜多川泰氏、小林正観氏、そして中村天風師。
このお三方は、こと、「生きる」そして「活きる」ということにおいて、自分にとって最大のパラダイムシフトをもたらしてくれた大恩人です。
彼らがいなければ、きっと今こうしてこの記事を書いてなどいなかったでしょう。
どこかで衝動のまま本当に肉体生命を絶っていた可能性が高いです。
そういう意味では、命の恩人でもあります。
彼らの本に導かれる機会をもたらしてくれた北野幸伯氏も同様です。
……そして、そんな出会い全てを用意し、導いてくれた存在がいたことを知るのは、それよりももう二年くらい後のおはなし。
そっちについては、また今度。
次の機会には、その後訪れた更なるパラダイムシフトのきっかけでも。
ミの人 2011年01月07日(Fri)19時44分 編集・削除
すげーごぶさたしてます。
今年もよろしくお願いします。
すげー高い本買ってみようかしら。