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ストーリー・オブ・ウォーターフィールドサウスノース(2)

 さーて、突っ込んだら負けとは書いたけど、本当にツッコミがないと寂しいもんだわさww
 てなわけでしれっとこっちが正しいタイトル(ぇー


 水野南北のことを知ったのは、小林正観さんの本なんですね。
 といってもそこまで詳しく紹介されてたわけではなく、本当にさらっと。
 ただ、なぜかその「さらっと」が気になって、調べてみたのが事の始まり。

 大抵の「メッセージ」ってやつはね、本当にさりげないから困るw


 その教えを元にささやかながら実践し始めた当初は、あーこの食じゃダメだー、とか事あるごとに自制できない自分を責めたりして逆方向に努力しちまってたんですけど、今じゃ(あくまでその頃よりは)幾分マシになったかな。
 ただ単に天地への感謝を忘れず、分限を守り、心身の声を聞く、それだけのことなんですね。

 日々の食生活に留意するだけで心が晴れる事を知った。
 別に社会的に成功したとかまだそういうわけではないですが、それだけでも充分儲けものですわ、南北さんという人とその教えに出会えた恩恵は。
 時代を超えてありがとうございます。



 てなわけで前回の続き。


 さて、おつとめを終えて出獄した南北少年(  ̄д ̄)。
 久々に町をぶらぶらしながら、ぼんやりと考えます。

『娑婆の人間と、罪人として牢にぶちこまれてくる人間の人相には、何やら大きな相違点があるらしい』

 牢獄の中でのそんな気付きは、わずかに、しかし確実に彼を変化させていました。


 ふと思いついたのは、そんな時。

(  ̄д ̄)「……じゃあ、これまで荒くれな生活してきた自分の人相は、どんなもんなんだろ?」

 興味が湧いてきました。

 そもそも今回とっつかまったのだって、酒代欲しさに起こした刃傷沙汰が原因。
 他の入牢者たちと、傍から見れば五十歩百歩、大差ないわけで、彼自身の相にも共通する何かがあるのかもしれない。
 それが何なのかがわかれば……、

 その時でした。


 続き

 ……。


(  ̄д ̄)「ん?」                 |易|(゚┏ω┓゚ )|占|


 通りの先に見つけたのは、営業中の大道易者。
 それまではバカバカしいと気にも留めていなかった占いという分野へと、南北少年はふらふらと吸い込まれるように近寄っていきました。


(  ̄д ̄)「すんませーん、ちょっと人相見てもらえませんかー?」

(゚┏ω┓゚ )「うむ、よろしかろ……むっ! お主、もっとワシによく顔を見せるんじゃ!」

(; ̄д ̄)「は? え、いや、その、なんですかいきなり血相変えて……」

(゚┏ω┓゚ )「むむむむぅ……」

(; ̄д ̄)「な、なんなんだ一体……」

 顔を見るなり、そのまま難しい顔をして唸り始めた易者。
 にじりよるような不安を心に積もらせていく南北少年へ、ややあって超真剣な顔で。


(゚┏ω┓゚ )「お主、このままでは一年以内に死ぬぞ」


(; ̄Д ̄)「は……? い、今なんて……?」

(゚┏ω┓゚ )「強烈な剣難の相がはっきり出ておる。間違いなくこのままでは一年以内に、刃傷沙汰で命を落とすぞ」

Σ(|| ̄Д ̄)「えええっ!?」


 他の人なら、あるいは鼻で笑い飛ばせたかもしれません。

 だけど、南北少年はそうはいきませんでした。
 というのも、普段から喧嘩や生傷は絶えない上に、今回捕まったのだってまさに刃傷沙汰が原因と、身に覚えがありまくりだから。
 しかも興味を持ち始めたばかりの易占いでいきなりそんな宣告を突きつけられ、大いに大慌て(二重表現)。


(; ̄Д ̄)「ちょ、ちょと待ってくだっせー! いくらなんでもそれは冗談っしょ!? ワンモアチャンス! 泣きの一回! 次はもーちょっとマシなの引いて!」

(゚┏ω┓゚ )「嘘や冗談でかようなことを言うものかい。こちとらコレでおまんま食っとるんじゃ。それにいつどうやって死ぬかなんざワシが決めることではないわい。今んとこお天道様がかような運命をお主に用意しとる、ワシはそれをお主の相から覗き見たというだけじゃ」

(|| ̄Д ̄)「そ、そんなぁ……って、あ! 確か『このままでは』って言いましたよね!? なら何か死なずにすむ方法があるんですか!?」


(゚┏ω┓゚ )「うむ……ないことはないが……」

(; ̄Д ̄)「ぜひっ! それをっ! 教えてつかーさい! ぜひともっっっ! まだ死にたくないっ!!」

(゚┏ω┓゚ )「人の顔向けて至近距離で叫ぶでない。ツバがかかっとる」

(# ̄Д ̄)「ツバがかかるくらいいーじゃんかー! こちとら命かかってんだよ! あぁ!?」

(゚┏ω┓゚ )「つかみかかるでない。それじゃ、おぬしの剣難、その直接の原因は」

(  ̄Д ̄)「は?」

(゚┏ω┓゚ )「おぬしの顔の相は正直、よろしくない。見立てどおり喧嘩っ早く短気がすぎる。これまでも散々諍いやストリートファイトにあけくれてきたのではないか?」

(; ̄д ̄)「うっ……は、はい……」

(゚┏ω┓゚ )「そのような生活では剣難の相がなくとも早晩最悪の事態は充分起こりえる。おぬしの場合、そこも含めて根本的に性根を改めねば、いずれは非業の死を遂げるじゃろうな」

(; ̄д ̄)「うぅ……で、いったいどうすれば……」

(゚┏ω┓゚ )「お主、出家して坊主になれ」

(; ̄Д ̄)「……あんですと?」

(゚┏ω┓゚ )「坊さんになって一から心身を清め鍛えなおせと言うとるんじゃ。ワシの見たところ、お主が不本意な死に様を遂げんようにするにはそうする他に道はない」

(; ̄Д ̄)「……」


 易者の素っ頓狂な提案にしばし呆然の南北少年。

 しかし、なぜか不思議と迷いはありませんでした。


(; ̄Д ̄)「ほ、本当に……出家して坊主になれば、災難から逃れられるんですね?」

(゚┏ω┓゚ )「当たるも八卦、当たらぬも八卦。他に逃れる術を持たぬというならば、やるもやらぬもあとはお主次第じゃ」

(; ̄Д ̄)「わ……わかりました! 坊主になります! 今日、今すぐにでも! 寺! 寺はどこだっけー!?」(超ダッシュで駆け出す)

(゚┏ω┓゚ )「あ、おいお主! お代もらっとらんぞー!」



 そんなこんなで盗んだバイクで、もとい占い代金踏み倒して走り出した南北少年の明日はどっちだ!?



 続きマス。

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