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ストーリー・オブ・ウォーターフィールドサウスノース(2)

 さーて、突っ込んだら負けとは書いたけど、本当にツッコミがないと寂しいもんだわさww
 てなわけでしれっとこっちが正しいタイトル(ぇー


 水野南北のことを知ったのは、小林正観さんの本なんですね。
 といってもそこまで詳しく紹介されてたわけではなく、本当にさらっと。
 ただ、なぜかその「さらっと」が気になって、調べてみたのが事の始まり。

 大抵の「メッセージ」ってやつはね、本当にさりげないから困るw


 その教えを元にささやかながら実践し始めた当初は、あーこの食じゃダメだー、とか事あるごとに自制できない自分を責めたりして逆方向に努力しちまってたんですけど、今じゃ(あくまでその頃よりは)幾分マシになったかな。
 ただ単に天地への感謝を忘れず、分限を守り、心身の声を聞く、それだけのことなんですね。

 日々の食生活に留意するだけで心が晴れる事を知った。
 別に社会的に成功したとかまだそういうわけではないですが、それだけでも充分儲けものですわ、南北さんという人とその教えに出会えた恩恵は。
 時代を超えてありがとうございます。



 てなわけで前回の続き。


 さて、おつとめを終えて出獄した南北少年(  ̄д ̄)。
 久々に町をぶらぶらしながら、ぼんやりと考えます。

『娑婆の人間と、罪人として牢にぶちこまれてくる人間の人相には、何やら大きな相違点があるらしい』

 牢獄の中でのそんな気付きは、わずかに、しかし確実に彼を変化させていました。


 ふと思いついたのは、そんな時。

(  ̄д ̄)「……じゃあ、これまで荒くれな生活してきた自分の人相は、どんなもんなんだろ?」

 興味が湧いてきました。

 そもそも今回とっつかまったのだって、酒代欲しさに起こした刃傷沙汰が原因。
 他の入牢者たちと、傍から見れば五十歩百歩、大差ないわけで、彼自身の相にも共通する何かがあるのかもしれない。
 それが何なのかがわかれば……、

 その時でした。


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