製パンの基礎知識の部類に入るんですが、
いわゆるパンの材料として最低限必要なのは、
・小麦粉
・水
・イースト(酵母)
・塩
この4つだけです。
市販のパンには他にも、砂糖類やバターなどの油脂類、卵や牛乳、あとは様々な甘味や惣菜などの具材が混ざってますが、上記4つさえあれば、本来的なパンはできあがります。
そして、この4材料だけで構成された代表的なものこそが、
いわゆるフランスパンです。
で、ですよ。
大抵は休日の昼間用にパンこねこねするたわしですが、
先日珍しくディナー用のパンを焼く運びになりまして。
シチューも一緒ってことになったので、素朴にフランスパンをチョイスしたんですわ。
でも、ちょっとだけ素のフランスパンとは違って。
とりあえず、まずは材料から。〔〕内はベーカーズパーセント
・フランスパン用準強力粉(リスドォル)250g〔100%〕
・塩3g〔1.2%〕
・インスタントドライイースト(サフ赤)3g〔1.2%〕
・水163%〔65%〕
本格派だとモルトとか使っちゃいますが、たわしはそこまで凝ってません(ぇー
ただし塩だけはヒマラヤ岩塩使ったよ!えっへん。(なぜいばる
で、実は今回はこのオーソドックスなフランスパン構成で済ませません。
シチューの相方ってことでリーンな感触保ちつつ、それでいてちょっとした自己主張もできる、こんなタネをプラス。
・ごま 小さじ2杯
この内半分をすりゴマにして、粉類と水がある程度まとまった段階で混ぜてこねました。
ところで、一口にフランスパンと言っても、その形状によって様々な名前がありまして。
一般的にフランスパンって言われるあの棒状のは、「バゲット」って言います。
フランス語で「杖」の意味。
今回はあんなバゲット状ではなくて、
φ22cmのケーキ型を使って似非ブール状に(ぇー
夕食用ってことで時間は充分あったので、発酵用の容器には入れず乾かないようにして暖かいところに放置。
やっぱね、できるだけ時間をかけた自然発酵の方が何となく味わい違うのは本当ヨ。
そんなこんなで焼きは160度で30分。
十字は生地が思いの外柔らかくなったんでクープがうまく入らなくて断念した痕跡(ぇー
ってか気泡を切るの忘れてそのまま焼いちゃったから一部歪に膨らんでるけど、まあそういった見てくれの面は家で食べる用なので全く問題なし。
ケーキのごとく12等分。
切るときの感触からして既に、ゴマ以外同配合で以前焼けたのよりも、かなり柔らかい印象。
明らかに、普通のフランスパンの固さとは違う……。
……そうなんですよ。
ここに来て、やっと気付いたんですよ。
ゴマ(特にすりゴマ)の油分が、ハードなはずのフランスパンの焼き上がりをソフトにしてくれてたことに(ぇー
ほんとね、考えてみれば当然のことを、ぜんぜん想定してなかったww
実際に食感も、やはりというか、これまで何度か出来上がった自家製フランスパンよりも柔らかい。
実はパン生地に油分を混ぜると、クラム(耳よりも内側の白い部分)の目が揃って、食感が柔らかくなるんですね。
これも例に漏れず、明らかにクラム内部のグルテン膜が薄かったです。
きめが細かいというか、比較すればコシの強さと膨らみ感ではゴマなしに一歩譲るんですが、反面スポンジ的な柔軟性が増していて、ハード系のはずなのにソフトな口当たりとなかなか面白い。
もちろんゴマが加わってるので、あの香味が好きなら充分アリかと。
いやぁケガの功名? 全然ケガ的なものはないですがw
てなわけで、いろいろ混ぜて楽しめるのも自家製パンの楽しみのひとつっ。
そんなたわしが今一番欲しい器具は、日本ニーダーのこね機かキッチンエイド……ぎぶみー(ぇー
おまけ:ゴムゴムの……
……いやEVAネタ好きそうな人多いみたいだからつい(´・ω・`)(ぇー
うみ URL 2011年03月13日(Sun)22時58分 編集・削除
お!すごく美味しそうにみえる。
いいなあ、私も一時期パン作りをしてたけど、才能なかったですorz
焼きピロシキだけが上手くいったなあ。
でも、コレ見てまた作りたくなった。
参考になります。ありがとです^^