あなたの手を、宙に差し伸べてごらん。
その手は、何かに触れているかな?
何も触れていない、そう思うでしょう。
でも、そんなことはありえないんだよ。
だってあなたの体、その皮膚の全ては、
常に必ず、何かに触れ続けているから。
空気に、水に、服に、タオルに、靴底に、
一瞬たりとも、何かに触れていない時はないんだ。
でも、あまりに当たり前すぎて、見落としてきたよね。
もし気が向いたら、試してごらん。
これは空気だ、これは水だ、これは服の裏地だ、
そんな風に「判定」しないで、「判別」しないで、
「頭」で、「名前」や「言葉」で、「理解」しようとしないで、
ただ、ただ、「肌」で、「感触」してみてごらん。
その「名前のない感触」を見つけ出せたとき、
「名前をつける前の、あるがままの感触」を思い出せたとき、
それが、本当のリアリティーへの、
本当のこの世界への、入り口になるんだよ。
もし、その扉を開けてみたいなら。
あなたの手を、宙に差し伸べてごらん。
ponsun URL 2011年02月16日(Wed)08時29分 編集・削除
「判定」しないで、「判別」しないで…
そのまま ありのまま あるがまま
深く、共鳴いたします
ありがとうございます