昨日ようやく前回の献血不可期間が経過したから職場帰りに献血センター寄ったら人大杉ベッド満杯で断られたwwさすがにこれは初体験だわwww
てなわけで今日は休暇だったんで朝一で突撃して無事完了。
貴重な体験をありがとうw
採血中、言い知れぬ喜びにちょっと思うところがあったんですがそれは別の機会に譲るとして(機会があれば、ですけど)。
にしても昨日今日の阿部さんのエントリが究極ど真ん中すぎて以下略。
さてさて、たわしは普段玄米食なわけですが、
実は玄米炊くのに炊飯器使ってません。
土鍋で直火です、ホームセンターで買った炊飯用の寸胴みたいなやつで。
圧力を高くするための2枚蓋タイプで、そう多くない量のカレーとか煮込むのにも丁度いい感じなんですがそれはさておき。
健康にいいとか聞くから玄米炊いてみたいけど、炊飯器だと玄米コースがあっても半日近く、なければ一日以上はつけ置きしないとしっかり炊けないし、かといって圧力鍋だとべちゃっとした食感になっちゃうからどうも……って理由で二の足踏んでる人の話はたまに耳にします。
そこで今日は、いつもたわしがやってる玄米の炊き方をご紹介。
この炊き方、なんとつけ置き不要です。
なのに、べちゃっとならず、しかも白米並みにしっかり中まで炊き上がります。
もちろん玄米なので白米と比べればどうしても歯ごたえ硬いですが、それでも普通の方法で炊いた玄米の食感を知っている人は、「漬け置きしてないのに?」とびっくりするくらいふっくら柔らかく炊けちゃいます。
東北地方に少なくとも江戸時代から伝わるというこの炊き方。
そのまま炊いても硬いと敬遠されがちな玄米が、
長時間漬け置きしなくても、比較的短時間でふっくら炊けちゃう。
その名も、「びっくり炊き」。
ではではレシピのご紹介。
●材料
・玄米:お好み
・水1:玄米1合あたり、240~300cc
・水2:玄米1合あたり、200~240cc
●あった方がいいもの
・土鍋
・塩(少量。ひとつまみ~スプーン1杯程度で充分)
・しゃもじ
・キッチンタイマー
・ボウルなどの水を溜められる容器(できれば金属製)
えっと、炊飯器ではなくて、コンロ&鍋で炊きます。
鍋は土鍋がベターですが、金属鍋でも問題ありません。
ただ熱伝導の関係でどうしても金属の方が焦げ付きやいので、掃除は覚悟のほどw
塩入れる理由は後述。
んじゃ以下炊き方の説明。
まず、玄米を洗います。
当然玄米は精米していないので、白米や分つき米と違い、研いで糠の残り分を落とす必要はありません。
水に晒しながら両手に挟んでもみ洗いする程度で大抵は充分です。
洗ったら水1と一緒に鍋に投入。
一方の水2は、ボウルなどに入れて冷蔵庫で冷やしておきます。
できれば金属製ってのは、単に冷えやすいから。
水量が増えるのを織り込むなら、氷を入れておいてもいいです。
この時の水量ですが、
玄米1合(180ml)あたりの単位基準水量を200ccとすると、
水1が約1.2~1.5倍、水2が1~1.2倍程度。
たとえば、
1合なら水1が240~300cc、水2が200~240cc
2合なら水1が480~600cc、水2が400~480ccといった具合。
炊き上がりの硬さに応じて増減を調節する(当然多いほど柔らかい)ので、最初の内は好みの硬さを探るのに何度か試行錯誤がいるでしょうね。
とりあえず玄米の場合は硬いと敬遠されがちなので、初めは水多めで試してみるのがいいかも?
そしたら加熱開始。
この時、塩を入れるなら一緒に入れておきます。
時間については米と水の量によって変わるので、その辺はあとでまとめますが、
おおよその目安としては強火で20~30分強。
写真のように、水面が玄米の上っ面より下回ると、赤丸で囲んだ、BB弾でも撃ち込んだみたいな穴がぽつぽつと出現します。
通称カニ穴。
写真では数も少なくて偏ってますが、うまくムラなく炊き上がっていると、この穴が全体にもっとたくさん、まんべんなく出現してくれます。
そうして更に火にかけ、パチッ、パチッ、と鍋の底で米がはぜるような音が聞こえ始めたら、合図。
このまま放っておけばもちろん焦げ付いてしまうので、そうなる前にここでひと手間。
事前に準備しておいた水2、つまり先程の基準水量で1~1.2倍ほどの冷水を投入します。
要するに、びっくり水を打つんです。
だから、びっくり炊き。
食べた人がびっくりするからじゃないですよ?
まあそっちでもいいんでしょうけどw
で、びっくり水を打つことで、何が起きるか。
玄米表面を殻状に覆う糠の層が、きゅっと急激に縮みます。
縮むんですが、しかしその内側は当然白米。
縮みきれずに、そこまでの炊きでふやけた糠の層が破れ、白米部分が露出しちゃうんですね。
この状態で更に炊いてやると、白米部分がしっかり炊き上がるから、漬け置きしていない玄米とは思えない柔らかさになるんです。
そんな原理。
塩を入れたのは、少しでも水の沸点を上げてびっくり水を入れた時の温度差を拡げ、糠を破れやすくするため。
もちろん、一人暮らしなどで「炊き置き」する際の保存性を高めるというメリットもあります。
びっくり水を入れたら即座に、しゃもじなどの幅の広い道具で一挙に全体をかき混ぜて、鍋内の温度ムラを減らしてください。
こうすることで全体の炊き上がりが均一になります。
箸でしゃかしゃか混ぜてもいいけど、しゃもじの方が圧倒的に早くてムラも少ないからオススメ。
あとは強火でしばらく炊いて、鍋のフタがコトコト鳴りだすか、ふきこぼれそうになったら弱火に。
火加減調節が面倒なら、最初から最後まで中~弱火の中間くらいで通しても問題ありません。
びっくり水を入れてからの時間は、およそ15~25分強程度。
この際できるだけフタは開けない方が望ましいです。
が、最初の内はどうしても、どの程度水が飛んだか把握しにくいので、開けてちらっと覗き見てもやむなし。
とりあえずコトコト鳴っていたフタが静かになって、蒸気口からの湯気の勢いが少し弱まってきたかな?と思ったら頃合です。
火を止めて、そのまま少なくとも5分以上は蒸らしてください。
蒸らし終わったらフタを開けてしゃもじでかき混ぜて、はいできあがり。
もしよければ、びっくり水を打たずに炊いた玄米と比べてみてください。
米粒のふくらみ加減が全然違うのが解るはずです。
では単純なおさらい。
・玄米一合(180ml)あたりの単位水量を200ccとして、1.2~1.5倍の水でまず炊く。、
・パチパチ鳴り始めたら1.0~1.2倍の冷たいびっくり水を加えて更に炊く。
うーわまとめたらたった2行じゃんw
ニャル子さんよろしく四行にしようとしたけど無理だ(何
火力や時間も自分の好みに合せられるようになるには、鍋やコンロのクセも絡んでちょっぴり熟練が要るでしょう。
けど、それでも準備から1時間もあれば充分。
炊飯器のように全自動とまではいきませんが、これがつけ置き無しでも柔らかく玄米が炊けちゃう、びっくり炊きのレシピでーございます。
あ、ちなみに。
一度炊いた玄米は、長時間「保温」すると糠の成分がとろけて微妙にざらつく上、べちょっとした食感になります。
それが好みならそれでもいいですが、そうでないなら余った分はできるだけ速やかにラップでもかけて冷蔵した方がいいです。
あ、よく念入りに噛んで食べてくださいね。
いくら柔らかいといっても、さすがに白米よりは硬いし、ヌカ部分については消化効率に劣りますから。
しっかり噛まないと、消化不良で胃腸を痛めて逆に健康を損ねかねません。胃腸の弱りやすい夏場は特に。
でも、噛めば噛むほど白米では絶対に味わえない深い深ぁ~~~い味わいがどんどん出てくるので、慣れればひたすらに噛むのが楽しくなってくるですよきっと。
たわしが食べ物をよく噛み、そして食べ物の本当の美味しさを知るようになれたのは、間違いなく玄米の、ひいてはこの炊き方のお陰です。断言。
てなわけで、水分量と加熱時間の簡単なまとめ表を最後に置いときますね。
お好みの硬さによって、どの程度の水量・火力・加熱時間がいいかは各自で試行錯誤してくださいな。
それ以外に方法ないから。
工程→ | 水1 | 水2(びっくり水) | ||
↓米量 | 水量(cc) | 加熱時間(分) (強火) | 水量(cc) | 加熱時間(分) (強火→弱火、 または中弱火) |
1合 | 240~300 | 15~20 | 200~240 | 15~20 |
1.5合 | 360~450 | 15~25 | 300~360 | 15~20 |
2合 | 480~600 | 20~25 | 400~480 | 15~25 |
2.5合 | 600~750 | 20~30 | 500~600 | 20~25 |
3合 | 720~900 | 25~35 | 600~720 | 20~30 |
※上記はあくまで、筆者個人・家庭での普段の調理環境におけるデータです。
実際の水と時間の配分は、米や水の量、コンロの火力や鍋の性質、水温気温、あるいは炊き上がりの好みなどによって大きく変わり、この表の範囲外になる場合もしばしばあります。
特に2回目(水2)の加熱時間は、1回目(水1)の加熱時間の長短によっても変動します。
表はただの目安として考え、加減は各自で検証してください。
アンサイクロペディアかよ!とか言わないで( ̄∀ ̄;)
敦 URL 2011年03月23日(Wed)23時02分 編集・削除
玄米いいですね~
うちも玄米にしたいのですが 連れ合いに却下されたので十六雑穀米を白米にまぜて炊いてます。
さすがせらつかさん 頻繁にちぃ吸って貰いに行きはるだけのことありますね。
健康に気を配るこれは大切です。