常に曖昧に。
ああすんませんいろいろあってネットを離れて内面をみつめたりコラボライブ見てきたりしてました(ぇー
おかげさまでというか、迷ったり落胆したこともあるにはありましたがそれらもひっくるめて経験させていただいたお陰で内的にかなり開けた部分というか身についたとでも言うような事柄(?)があるんですがちょいとそれはまだ言葉にしきれませんっつーかできるかー!(ぇぇぇー
↑句読点くらいつけようね。
てか、ひっさびさにコンビニ弁当食ったんですけどね。
随分ご無沙汰だったから、なんとなくごちそう感覚でw
だけどいざ食ってみるとですね、噛み締めてるとほーんの僅かに、下がピリッとするような違和感。
いや腐ってるとかまずいとかじゃないんですよ。
そんなんじゃなく、もちろん自分の血肉になってくれるものだからありがたく味わっていただいたし、むしろ食べ物を不味いと思うこと自体がほぼ100%ないからそこは美味しいと思いもするんですが、それとは別にして。
普段玄米味噌汁漬物+αの一汁一二菜を主に続けてると、そういう合成添加物みたいのにも敏感になっちゃうんだろうか、ってふと思ったもので。もちろん真偽はともかく。
ふとね、青いご飯&薬でやわらかくした肉を思い出した。
何が言いたいかっつーと結局このリンク貼りたかっただけ(ぇー
いや、一応飲食カテゴリなんでこんな話も……(何
てなわけで前回の続き。
なんですが、ここでちょっとあだるちーな裏話。
実はこの頃の南北くん、しばしば遊郭通い。
遊郭ってのはご存知の通り、要はお金を払ってそういう「行為」をいたす場所なわけでよね(気を悪くされたらごめんなさい)。
しかも、秘伝薬のヒットでお金はあるもんだから、一度にまとめて二人とか三人とか。
でも、そういう行為目的と言うわけじゃなく。
体全体から「相」は見て取れるってことは、要は「普段隠されてる部分」にも相はあるんですよ。
だけど、いくら三助だからって、(特に女性)客の「部分」までまじまじと覗き込むわけにはいかないわけで。
つまりぶっちゃけ、その部分が持つ「相」の研究目的。
遊郭の側にしても、羽振りはいいのに「行為」はないってことで、結構な上客だったとかなんとか。
これをどう思うか、立派と取るかけしからんと取るかはたまた他の感想かは各自のもちろん自由なんですが、
とにかく南北くんはガチガチの価値観や倫理には囚われず、ぶっちゃけ手段を選ばなかったんですね。
「学問に聖域なし」
この姿勢なくして日本一の観相家には成り得なかったのは、想像には難くないでしょう。
で、そのスタンスは、ある痛ましい事件に出会った際の選択にも現れていて。
――事の発端は、松の湯に勤め始めてから三年ほど経ったある日のこと。
当時南北くんが住まっていた町内に、煙草屋の善兵衛という男がいました。
その日、町内を駆け巡った大ニュースは、この善兵衛が実はさる大名のご落胤で、その大名が急死し家中に世継ぎもおらず、藩の取り潰しを避けるため善兵衛に白羽の矢が立った、というもの。
藩の使者から聞いたその話は、善兵衛にとっても寝耳に水。
一度は武士になって大名駕籠にも乗ってみたい、とは思っていたものの、あまりの事に気分は雲の上、あっという間に上の空。
ただし、大名の死はまだ内密の事。
現状で公費を切ると幕府につっこまれるため、身なりを整えるための羽織袴に大小の刀、また仮にも大名たる者の旅に欠かせない駕籠や、駕篭かき・荷持ち・草履取りなどの人足の手配やその旅費も、一旦自腹を切らなければいけない。
そんな使者の指南に、善兵衛は家財道具から煙草屋まで、あらゆる私財を一切合財売り払います。
それでもまだ少し足りず、更には一人娘にまで「あとで必ず迎えに来るから」と身売りさせて、ようやく費用を工面。
出立予定日までの間、善兵衛は奇遇にも、南北くんと同じ長屋の別室を仮住まいにします。
一町民が大名に栄達、立身出世のシンデレラストーリー。
周囲から善兵衛がちやほやされる中で一人、南北くんだけは不思議でなりませんでした。
(  ̄д ̄)「妙だな……善兵衛さんの顔に栄達の相なんて、これっぽっちも出てないぞ?」
それどころか、南北くんの目にはっきりと映る顔の相は、失財と大辛苦、そして、
(; ̄д ̄)「……あれはどう見ても、終わりの大凶相だよなぁ」
しかし、それを見て取ったからといって、何がどうなるわけでもありません。
仮にその事を告げたとしても、浮かれ心地の善兵衛は、決して受け容れようとはしなかったでしょう。
極道あがりで観相修行を続けてきた故に人心の機微に聡い南北くんには、それはわかりきっていました。
慌しく日は流れ、ついに出立前日。
共に発つ使者や人足たち、他にご近所や同じ長屋の人々も交えて、善兵衛は住まいの長屋で最後の酒宴を催します。
宴の最中、酔っぱらった人足たちはひとり、またひとり、ふらふらと酔い覚ましに外へ出て行きました。
が、随分時間が経ったというのに、誰も戻ってきません。
痺れを切らし、使者が人足たちを呼び探しに出かけます。
……そして、ついに出立の刻限。
長屋には、羽織袴に大小を挿した武士姿で、ぽつねんと座る善兵衛。
供たる者は、誰一人戻ってきません。
その時、南北くんは叫びました。
(  ̄Д ̄)「詐欺だ! みんな、奴らを探して捕まえるぞ!」
ハッとしたご近所一同、宴の酔いも一気に覚めて全員で部屋を飛び出し、詐欺グループを探し回りました。
……が、時既に遅し。その足取りは全くつかめませんでした。
そして、長屋に帰ってきた南北くん達が見たものは、がらんとした部屋の中で自ら首をくくり、既に冷たくなってしまった善兵衛の遺体でした。
その死に顔を目の当たりに、南北くんはふと気づきます。
(; ̄д ̄)「凶相が……消えてる?」
いっそ安らかな善兵衛の死に顔。
最後まで張り付いていた大凶相が、まるで嘘のように。
それは、人の死というより、「相」の死、でした。
言わば、「相」が動きを止めること。
万物流転、諸行無常。
人が人として生き続けている限り、「相」は絶えず動き続けている。
観相学とは、まさにその「動き」や「揺らぎ」を観察・分析することでもあるのだ、と南北くんは悟ります。
いずれも静止し、一見同じようにも思える、寝顔と死に顔。
しかしそこには、その動きや揺らぎの有無という決定的な差があるのだ、と。
ならば、
観相を窮める者として、その「差」というものを、調べ尽くしてみたい。
南北くんは決心しました。
(  ̄д ̄)「よし……火葬場で働こう!」
かくして、日本一の観相家・水野南北、その基盤となる修行時代の、最後のピースが揃おうとしていました。
つづく。
次回・ナンボククエスト第十一話、
「俺は師匠になる! 誕生・水野南北中央不敗!?」
をお楽しみに。超級覇王電影嘘です。