常に曖昧に。
 パンカテゴリなのにピザなのは、
 途中までパン生地とほぼ同じレシピでピザ生地もできちゃうから。
 そんなわけで今日の料理byNHKはカレーピザ~。
 
 ではまず生地材料のご紹介。(〔〕内はベーカーズパーセント)
 ・強力粉(イーグルとゴールデンヨット半々でブレンド):180g〔100%〕
 ・イースト(サフ赤):3g〔1.6%〕
 ・塩:3g〔1.6%〕
 ・てんさい糖(他の砂糖もOK):3g〔1.6%〕
 ・カレールウ(フレークタイプ):9g〔5%〕
 ・水:120g〔66%〕
 そうなんです。
 これ、カレー粉じゃなくてカレールウを生地に練りこんだピザっす。
 カレー粉だと単にスパイシーなだけになっちゃうんだけど、ルウなので他の味付けも同時にできちゃいます。
 それにルウには油分も含まれてるから、生地に別途油脂を練り込まなくても充分代わりのお役目を果たしてくれます。一石二鳥。
 ちなみに今回使用したのはこの「Hachi カレー専門店のカレールウ」。
 フレークタイプなので生地に混ぜ込みやすい上、成分表見ると、ルウ20gあたり脂肪分7.1gってことで、分量的にもちょうどよさげ。
 ルウ以外を混ぜてしばらくこねて、生地が滑らかになり始めたらルウを混ぜ、更にこねます。
 こね完了から一次発酵後の様子。

 一次発酵はちょっと過発酵気味な程度でOK。
 そうそう、余談ですが。
 今回イーストにはサフ社の赤ラベル使ってるんですけど、同じサフの緑ラベルってピザ用のイーストがあるんですよ。
 使ったことないんですけど、膨らみ度合は赤より鈍くて、その代わり生地の伸び・伸展性がずっと優れるそうで。
 赤ラベルの500g徳用がまだ残ってるので、新たに買うのはまだ先かもですが、それが切れたらせっかくだし緑も検討してみようかなとかなんとか。
 ちなみに、今回はルウというか油脂分を後混ぜした形なんですが、これを最初から混ぜると、小麦粉が水と反応してグルテンが形成されるのが少し抑制されます。
 通常のパンだと、グルテン不足で膨らみや弾力が損なわれる要因になるんですが、ピザの場合はそっちはあんまり重要じゃなく。
 むしろ先に油脂分を混ぜてグルテン抑制すると、弾力が落ちる代わりに生地の伸展性が増すらしいです。
 オールインミックス法って言うそうなんですが、次はそうやって比較してみよっかな。
 さて。
 一次発酵の後、打ち粉をしいたペストリーボードに取り出して、パンチとベンチタイム。
 一次と書いておきながら、二次発酵はしません。
 いや、してもいいんです。その方が生地はよりふっくらとします。パンっぽく。
 でもクリスピーさを出すならこれだけで充分。
 でもって麺棒とかを駆使して伸ばせば、軽くφ28~34cmくらいにはなります。
 これで4人前は充分かと。
 ピザなのでトッピングはお好みー。
 今回は以下の通り。
 ・ニンジン(中)1/2本
 ・じゃがいも(小~中):2個
 ・玉ねぎ(小):1個
 ・ブロッコリー:お好みで
 ・ぶなしめじ:1/2パック
 ・ウインナー:3本 
 カレー生地なので具もカレーっぽいラインナップで。
 野菜は基本3~4cmくらいの短冊状にカット
 ぶなしめじは1本ずつバラして、ブロッコリーは彩りを考慮して適当に小さくちぎる。
 ウインナーは斜めにスライス。
 具材がバラけないようにするためのつなぎには、一般的にはチーズを使うんですが、
 今回食べ側にチーズ却下な人もいたので、溶き卵で代用。
 味的にはチーズの方がコクもあってお勧めだけど、卵でも目的は果たせるからOK。
 ちなみに卵は2個使用。スライスチーズなら4枚分もあれば足りるかな。
 味付けはお好みでどうぞ。
 今回は以下を使用。
 ・塩(クレイジーソルト)
 ・コショウ(クレイジーペッパー)
 他にもピザソースとかケチャップとかマヨネーズとか、なんでもアリ。
 で、窯入れ直前がこんな感じ。
 ちなみにこの鉄板の内径がφ28cmだったかな?
 淵がちょっぴり深めなので土手を作るには都合がよかったり。
 では、160℃のサウナ(違う)に入ってもらうこと15分少々。
 うん、中央の卵が半生だw
 その他はもう十分焼けてるので、電子レンジで2~3分もすれば卵も固まってくれます。
 実際食べてみてね、生地のスパイシーなだけじゃないカレー味がすっごくいい( ̄∇ ̄*)
 ピザソースとかも合わなくはないとは思うけど、軽い塩コショウだけで留めておいて正解だったなー、と。
 これ含めて同じレシピで何枚か振舞ったところ、老若男女問わず好反応でしたわん。
 てなわけで、カレーピザ調理記でしたー。