常に曖昧に。
エピってのは元々フランスパンの一種で「麦の穂」って意味だそうな。
パン屋で見かけるあのくねくねしたフォルムを再現してみたくて、初挑戦してみますた。
で、全粒粉ってのは、精白してない小麦をそのまま丸ごと粉に挽いたもの。
要は米で言えば玄米なわけで、通常の小麦粉と違って見た目にもちょっとつぶつぶした感じ。
うん、面白そうである。(何
では使用材料と分量は以下の通り~(4個分。〔〕内はベーカーズパーセント)
・全粒強力粉(ハルユタカ):50g〔25%〕
・フランスパン用準強力粉(リスドォル):50g〔25%〕
・強力粉(イーグル):100g〔50%〕
・インスタントドライイースト(サフ赤):3g〔1.5%〕
・てんさい糖:1g〔0.5%〕
・塩:3g〔1.5%〕
・水:130g〔65%〕
・オリーブオイル:1g〔0.5%〕
・ベーコン(15~20cmくらいの長めなやつ):4枚
・チーズ:適当w
・ブラックペッパー:少々
さっそく材料リストの粉から水までを混ぜてこねこね。
ある程度水和したら、オリーブオイルも投入してこねこね。
出来上がった生地に普段どおり一次発酵してもらったら、
パンチの後、4個分なので4等分。
グルテンが落ち着くまでしばらくベンチタイムを取ったら、いよいよ成型でーす。
(1)…麺棒などで楕円に薄く延ばした生地の中心寄りに、チーズを載せ載せ。
外周寄りに載せちゃうと生地を畳む時とじ目に挟まってとじられなくなるので注意。
(2)…ベーコンを途中で折り畳むようにして、生地の両端から約1~2cmくらい余裕を開けて載せてから、
(3)…ベーコンと生地の両端をまとめてつまんで、一緒にくいっとひっぱって伸ばします。
写真では、カメラ構える間に生地が縮んでしまってますが、(2)で書いたようにベーコンは生地の端から余裕を持たせてやります。
でないとやっぱり生地を畳む時にとじられなくなるので。
(4)…伸ばしたら、餃子の皮を畳むようにしてパタッと半分に包み、とじ目をきっちり抑えて完全に包み込んでやります。
そして、写真には撮ってないですが、この状態から更に同じ方向へもう一度半分に折り畳んで、やっぱりとじ目をきっちり押さえてやります。
最後にころころっと、両手で優しく抑えつつ転がしてやると、ラグビーボールを極端に細長くしたような形の生地ができるはずです。
これを天板、あるいは発酵用の平たい板に敷いたベーキングシートの上にのっけてから、調理用のはさみで生地の上面から斜めに思い切ってチョキンっと切れ込みを入れていきます。
感じとしては、ベーコンは切りつつも、生地の下面は切らないような間合いで。
切ったら、各切れ目をつまんで、下の写真のように、交互に左右へとその先端を振り向けてやります。
で、最終発酵。
いい感じに膨らんだら、照り出し用の溶き卵を塗って、ブラックペッパーをパラパラと振りかけ。
天板に載せずに発酵させた場合は、形が崩れないよう気をつけつつ、ベーキングシートごと優しく天板へと移してやってくださいな。
でもって160度に予熱したオーブンで15分ほど。
うん、穂ってよりは芋虫だww
切れ目の先を振り向ける時、もっと思い切ってやるといいみたい。
ちょっと焼きすぎたかな? でも香ばしい匂い。
これはベーコンだけじゃなく、生地の小麦自体の香りも普段とは違う感じ。これが全粒粉効果か!(ぇー
てなわけでとりあえず完成~。
全粒粉のつぶつぶ感がかもし出す、カリカリっとした独特のクリスピーなテイストがいい感じっすよー。
隠し味的なチーズも実によい縁の下。
見た目はともかく、味は好評でございました( ̄∀ ̄*)